本文
それでは、教科書本文を、それぞれの文構造を分析しながら読んでいきましょう。
中国人喜欢交朋友。
中国人喜欢交朋友。ここで「喜欢」と言う動詞述語が出てきました。
上の「補足」で説明したように、ここでは目的語の中身が「交朋友」というな構造になっています。
日本語に訳すときには、「〇〇すること」のように、動詞フレーズを【名詞化】して上げる必要があります。
吃吃喝喝的朋友叫“酒肉朋友”。
吃吃喝喝的朋友叫“酒肉朋友”。叫
ここからは「 A 叫 B 。」の形が連続します。
「AをBという」や「AはBと呼ばれる」というように訳します。
的
- 「的」の前が名詞(ブロック)の場合は、「〇〇の××」というように訳します。
- 「的」の後ろが動詞述語を含むフレーズの場合は、「〇〇する××」というように訳します。
- 「的」の後ろが形容詞述語を含むフレーズの場合は、「〇〇な××」「〇〇い××」「〇〇しい××」というような形で訳します。
ここの場合、「吃吃喝喝」というように、非常に短いですが、動詞述語を含むフレーズです。よって、「〇〇する××」の形で訳しましょう。
一起干坏事的朋友叫“和朋狗友”。
一起干坏事的朋友叫“狐朋狗友”。主語の中が「的」を含む形になっていますので、「的」の前を見てみましょう。
「一起干坏事」という形になっています。これも動詞述語を含む形ですね。
相交时间长的朋友叫“老朋友”。
相交时间长的朋友叫“老朋友”。主語の中が「的」を含む形になっていますので、「的」の前を見てみましょう。
「相交时间长」という形になっています。これは形容詞述語を含む形なので、「△△が〇〇い××」という形で訳しましょう。
能互相理解、互相帮忙的朋友叫“好朋友”。
能互相理解、互相帮忙的朋友叫“好朋友”。主語の中が「的」を含む形になっていますので、「的」の前を見てみましょう。
「能互相理解、互相帮忙」という形になっています。ちょっと長いですが、これも動詞述語を含む形ですね。
、
中国語文の中の「、」は【列挙】を表します。区切ると言うよりは、繋がっていると言うところがポイントです。日本語の読点(とうてん)と同じ形の記号ですが、役割が異なるので注意しましょう。
能
「能」は助動詞(能願動詞とも呼ばれます)のひとつです。
日本語の「できる」に訳されることが多いですが、「できる」と言う日本語に相当する中国語には他にもあるので注意しましょう。
この場合の「能」は、文脈から、「互相理解、互相帮忙」をするための条件が整っているということですね。
能说心里话的朋友叫“知心朋友”。
能说心里话的朋友叫“知心朋友”。主語の中が「的」を含む形になっていますので、「的」の前を見てみましょう。
「能说心里话」という形になっています。ちょっと長いですが、これも動詞述語を含む形ですね。
请问,你的朋友是什么样的朋友?
请问,你的朋友是什么样的朋友?「请问」は、「補足」の部分で説明しましたね。