中国語の単母音って、どうやって発音するの?何が大切?
この記事では、中国語の単母音の基本から、上手に発音するコツ、勉強の仕方、おすすめの学習方法まで、やさしく解説していくよ!
日本語と中国語の発音の違いもわかりやすく説明するから、中国語が初めてでも安心して読めるよ。
一緒に中国語の発音をマスターしよう!
単母音って何?中国語発音の基本
中国語の単母音の種類
中国語の単母音には「a、o、i、ü、u、e、er」の7種類があります。
まずは、下のボタンを押して、実際に発音を聞いてみましょう。
中国語の単母音と声調の組み合わせ
7種類の単母音に対して、それぞれ4種類の声調がつきます。
なので、中国語の単母音の発音は、理論上は7 × 4 = 28通りの音があります。
(しかし実際には、発音に対応する漢字がないものもあります)
ā | á | ǎ | à |
ō | ó | ǒ | ò |
ī | í | ǐ | ì |
ǖ | ǘ | ǚ | ǜ |
ū | ú | ǔ | ù |
ē | é | ě | è |
ēr | ér | ěr | èr |
中国語の単母音を上手に発音する方法
中国語の単母音「a、o、i」は日本語の「あ・お・い」とほぼ同じ
日本語母語話者に朗報です。
中国語と日本語の発音を比べると、似ている部分も多いです。
たとえば単母音でいうと…
- 中国語のaと日本語の「あ」
- 中国語のoと日本語の「お」
- 中国語のiと日本語の「い」
逆に違うところはどこかというと、<中国語の方が口の開き方(引き方)が大きい>!
遠くにいる「あおい」ちゃんを大きな声で呼び止める感じで、「あ・お・い」と発音してみましょう。
それだけマスターすれば、「a、o、i」はOK!
口と舌の動かし方で単母音の発音をつかむ!
中国語の「i」で意識の準備をする
気をつけるのは、日本語の「い」よりも少し口の横開き具合を強める点でした。
まずここで「口が横開きだ」という状態を意識しましょう。
では、意識を舌の位置に移してみてください。
一般的に、日本語の「い」を発音するとき、舌の位置は前歯にくっついているか、舌の前歯にちょこんと乗せているのではないでしょうか?
その状態を、「舌の先が前歯にある」という状態として意識してください。
このように、中国語の
中国語の「ü、u、e」は口の形と舌の位置を意識する
さて、ここから中国語らしくなっていきます。
中国語の
「ü、u、e」は、ここから口の形と舌の位置を交互に変化させていくと、次々に音のイメージを把握できるようになっていきます。
口の形と舌の位置を交互に変化させるとは、どういうことでしょうか?
少しややこしいかもしれませんが、次の表をみてください。
発音 | 口の形 | 舌の位置 |
i | 横開き | 先が前歯 |
ü | 丸い | 先が前歯 |
u | 丸い | 根本が喉 |
e | 横開き | 根本が喉 |
中国語の「ü」の音
中国語の
表の一番上を見てもらうと、「口の形」の欄が「横開き」、「舌の位置」の欄が「先が前歯」になっていますね。
これを、ひとつずつ下に見ていくと…
中国語の
つまり、中国語の
たったこれだけで中国語の
中国語の「u」の音
同様に、中国語の
舌の位置が「先が前歯」だったのを「根本が喉」に変えてあげる。
これで中国語の
「根本が喉」を意識するコツ
なお、舌の位置が「根本が喉」にある状態を掴みづらい時は、天井を見上げましょう。
舌の力を抜くと、重力が働いて、物理的に舌全体が喉の方に滑り落ちていくと思います。
その状態が「根本が奥」です。
中国語の「e」の音
そして、
一点だけ意識をして形や位置を変えてあげる。
このように、実は口の形と舌の位置を意識するだけで、自然な中国語の発音をつかむことができるのです。
楽しく覚える中国語単母音の発音練習法
エクササイズ1 単独で発音する
エクササイズ2 繋げて発音する
声調とは
第1声 | 第2声 | 第3声 | 第4声 |
---|---|---|---|
mā | má | mǎ | mà |
高い音をまっすぐ維持する | 下から上へ持ち上げる | 低く抑える | 上から下へ急激に下がる |
汽笛のイメージ | 驚くイメージ | ため息のイメージ | カラスのイメージ |