介詞“给（gěi）”は「だれに」を表す用法

中国語の“给gěi”には、「【誰々】に」という介詞の用法があります。

介詞“给”

ポイント

• 「だれに」ブロックを作り、動作が誰のために行われているのかを表します。
• 「だれ（なに）が」「だれに」「どうする」というように、日本語と共通した語順で使われます。

姐姐给我写信。

石井理

文法ブロック

この例文は「だれは」「だれに」「どうする」という順番でブロックが繋がっています。日本語と共通する順番ですね。

半分訓読ノート法

姐姐

姉は

给

に

我

私

写

書く

信

手紙を

。

文法用語を使わない中国語解読法「半分訓読」（草稿）

従来の中国語解説書とは視点を変えて、日本人ならではの中国語解読法を、なるべく初心者の方にもわかりやすく言語化＆推敲しています。2020年度内の教科書化を目指しています。 使う記号は、たったの３種類。 <- 最初はなんのことやらさっぱりかもし...

yasashii-chugokugo.com

2020.07.01

よくある質問

“给”っていくつ用法があるんですか？

学習者さん

中国語を習っていると、“给”という字がいろんな文法項目として出てくるのですが、一体どれだけ用法があるんですか？

主な用法としては、以下のような数種類あります。

• 動詞（二重目的語）：”给gěi” + 【人】 + 【物】で、「【人】に【物】をあげる」
• 介詞：”给gěi” + 【人】 + 【動作】で、「【人】に【動作】する」
• 副詞（受け身）：”给gěi” + 【動作】で、「【動作】してあげる／【動作】される」
• 結果補語：【動作】 + ”给gěi” + 【人】で、「【人】に【動作】する」（動作は、多くが「与える」などの意味を持つ）

詳しくは、それぞれの項目についての解説を参照してください。