中国語の“就”と“才”には対照的なイメージがあります。今回は、時間的用法について説明します。
ポイント
- “就”の時間的用法は「すぐに」「【時間】にはもう」
- “才”の時間的用法は「ようやく」
- どちらも主観的な感覚にもとづく表現
副詞“就”
副詞“就”の中国語例文
他早上六点就起床。
石井理
文脈・ニュアンス
この例文は、6時という時刻が早いという前提がある表現です。逆に、テレビ局アナウンサーやパン屋さんのように朝4時起きが当たり前の人には当てはまらないですね。その意味で、主観的な表現だと言えるわけです。
副詞“才”
副詞“才”の中国語例文
他晚上九点才回家。
石井理
文脈・ニュアンス
この例文は、夜の9時という時刻が遅いという前提がある表現です。逆に、残業で10時11時、果ては日付が変わってから帰るのが当たり前の人には当てはまらないですね。その意味で、やはり主観的な表現だと言えるわけです。
半分訓読ノート法
他
彼は
早上
朝
六点
6時には
就
もう
起床
起きる
。
他
彼は
晩上
夜
九点
9時に
才
ようやく
回家
帰宅する
。
よくある質問
“就”と“才”って時間的用法以外にもあるんですか?
学習者さん
中国語の“就”と“才”は、時間的用法意外にも何かあるのでしょうか?他の用法の場合でも対照的なイメージになるのでしょうか?